独舞シリーズ「ガラスと背面」、一周年となる9/27(土)は、15時と19時の二部制となります。
(シリーズは来月以降も続きます)
タイトルは《無我-夢中(表/裏)》で、15時と19時、それぞれに、まったく異なる内容でお送りします。
15時の「表の部」は今まで通り「自然光、無音、定時刻…」という設定で、アフタートークにSUGAR氏(占星術師)をお迎えします。
19時の「裏の部」の方はパフォーマンスに清水博志氏(パーカッショニスト・インプロヴァイザー)をお迎えし、シリーズに課されていた設定が闇の中で静かに破られる、この一年間この空間で重ねてきたものとは異質な、しかし重ねてきた時間を確実に踏まえた…、シリーズ全体に対する「裏」であり「夢」であり、「番外編」と云った方がいいようなものになると思います。
(より詳しくは、それぞれのイベントページまで。
「表の部」→https://www.facebook.com/share/1FC5zxuZoj/?mibextid=wwXIfr
「裏の部」→ https://www.facebook.com/share/174Le6TBgf/?mibextid=wwXIfr
ゲストのプロフィールは、この投稿でも後記しています)
《無我-夢中》というタイトル、
「無我」とは云っても、「我(私)」が無くなるということより、「我(私)」が無数に分裂し、境界を超えて空間のいたるところに繋がれてゆくような、「有/無」の二項以前の流動的、「絶対無」的なところ…、
そして「夢中」…、「現実」を裏で支える広大な「夢」「虚」「今ここに(い)ないなにものか」「名付けえぬ、未生以前のもの」らへと繋がれてゆくこと…、
(この辺りについては、先日参加してきた「原始感覚美術祭」でのパフォーマンスや、昨年後半の音楽詩劇研究所との共同作業にて自分の中に新たに訪れた、まだ整理のつききっていない感覚から持続しているもので、(むろん、その他の諸々…、毎年参加している大出早池峰神楽などとも繋がっているところのものなのですが…))、
そういったところに、それこそ「無我夢中」で入ってゆければと。
前回のvol.11《物質的恍惚 Ⅱ》の振り返りもできていませんでしたが、
窓を閉めていても聞こえてくる蝉の声、飛行機の音、ガラスの擦れ、軋み、グラスの転がる音…、
床や壁にうつる、現れては消えうつろう光…、
これまででもっとも、「にぎやかな沈黙」の広がる時間になっていたかもしれません。
何もない、ポッカリとあいた空間が立ってくること…。
これから秋、冬へと向かうにつれ、再び、どんどん静かに、どんどん薄暗くなってゆくかと思います。
毎回、毎回が、砂のようであり、夢のようでもあり…、、
会場のStudioGOOさまには、いつも本当にお世話になっています。どうもありがとうございます。
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山田有浩・月例独舞「ガラスと背面vol.12」《無我-夢中》
2025年9月27日(土)
● 15時開演 《無我-夢中(表の部)》
+アフタートーク《偶然と創造》with SUGAR(占星術師)
● 19時開演 《無我-夢中(裏の部)》
with 清水博志(something)
場所:Studio GOO (東京都世田谷区粕谷4-7-19) 千歳烏山駅より徒歩5分
料金:¥2,000 (学生&リピーター:¥1,500、中学生以下無料)
(「午後+夜」の通しは、夜の部からリピーター割とさせていただきます)
ご予約・お問い合わせ:mbvyamada69@hotmail.com
イベントHP:https://arihiroyamada.hateblo.jp/entry/glassandbackface
〈トーク・ゲスト(15時)〉
SUGAR/1983年東京生まれ。2009年からうらない(占星術)を専業に。たとえば「浮いてゐるだけか泳ぎかよくわからぬ」(田中裕明)という俳句があって。時に必死に泳ぎ、時に流されるままになりながら、運よく自然のリズムと身を重ねたり、見失ったりしつつ、少しずつ水を得た魚のようになれる方へ。
〈objects(15時)、something(19時)〉
清水博志/パーカッショニスト、インプロヴァイザーとして東京をベースに活動。即興演奏を軸に多岐にわたるバンドで活動・サポートする傍ら様々なアーティストやダンサーと共演。舞台演劇のサウンドデザインや音響演出をする。演奏と非演奏のはざま、音楽と音のはざまのような割り切れないものへの興味がありリズムによって世界を捉える試みとして演奏以外の表現も展開している。
〈踊り〉
山田有浩/鹿児島出身。音楽活動ののち、室伏鴻、岩名雅記にダンス、舞踏を師事。国内外にてソロ作や出演作多数。野外での不定期公演や、音楽、美術、詩など異ジャンルとの共演もある。重度訪問介護や文藝誌への執筆も行っている。
★シリーズ「ガラスと背面」について★
毎月同時刻、無音で、
高窓から入る自然光のもと、
床に浮かせた小さなガラス板の上に
直立した身体をあずけるところからーーー。
危機と沈黙。記憶の空白。氷の上の魂。
刻々と実りゆく時間、移ろいゆく皮膚の表情ーーー。
ーーーこの世界は無数の薄板の重なりによって構成されている。薄板界はいわば夢の世界であるーーー 稲垣足穂
★基本的に、アクティングエリアは前もって設定してはおらず、鑑賞者の方に空間のお好きな位置に座っていただいています。公演中に移動していただくことも可能です。他のお客様にご迷惑にならないようご配慮ください。また、撮影、スケッチ、録音、昼寝、公演中の入退場も可能です。
★上演時間は、大抵一時間程度であることが多いですが、即興で踊られるため、多少前後いたします。
★公演後には毎回、一時間ほどの対話の時間を持っていますが、今回(vol.12)は、時間の都合上、ございません。ご了承ください。
(とはいえ、今シリーズは、作品の上演だけで完結するものではなく、鑑賞者の方々との対話によって形作られてきたものだと感じていますので、ご感想等いただけましたら大変嬉しいです)。
★会場までの経路に多少の段差がございます。車椅子でのご来場など、介助、援助等が必要な方はお気軽にご相談ください。なお、介助者は一名に限り入場無料とさせていただきます。
★乳幼児の入場も可能です。泣き声や話し声、動きなども、場に入り込む「自然」の一部とみなします。お怪我等の責任は負いかねますので何卒ご了承ください。
★二年目(vol.13、10月)からは、パフォーマンスに不定期でゲストをお迎えしていきたいと思っています(美術、朗読、演奏、その他…)
〈今後の日程〉
10/25(土)15時、11/23(日)15時



Photo by AY (2025.08.16「ガラスと背面vol.11」)