2013年01月20日 25:49

ノオトにはもう既にして、膨大なる言葉の溢れけり、ははぁ此のよふな言葉の生まれ出るは久しき事なりと、此処までの長き立ち寄りの路もまた面白き因果なりや、
そうして又こちらの空間にも、ぽつりぽつりと少しずつ、言葉を置いてみようかと思う次第です。今日は、御機嫌よう。


速度が矢張り、重要である。呼吸の切れぬ間に、一気に書ききらなくてはならぬ。机上で一度筆を持ったなら、そこは舞台の上。手合いの間に待ったはない。あなたは待ったを、挟みすぎました。




21日
命日。言葉。幻視者。北に就いて。
22日
楽日のストリップ小屋の夢を見る。解放した動かない校舎。
23日
水を待つ。雪に戯る子たち。
24日
断食初日。白紙に戻す。口述から始める。
25日
子どもがほしい。こわれたシンバルの夢を見る。
26日
水ノ底。闇。呼吸。











蔡明亮『黒い眼のオペラ』より