二日間の独舞公演「重力の水面」を無事に終えることができました。
あらゆるものから隔たった絶対的に孤絶した場所へ一人で向かうような覚悟と、ほんとに多くの方々に様々な意味で支えられていることとを、こんなにも(矛盾的に)実感する時間はないなぁと、改めて感じていました。
本作は、また何らかの形で「還ってくる」作品かと思います(還ってくる、というのがどのようなものなのか…、主語が作品なのか、私なのかもまだ分かりませんが、この云い方が一番しっくりきています…。20年後とかになるかなぁ…、それまで生きてるのかなぁ… )。
ご来場くださった皆様、思いを馳せてくださった皆様、支えてくださった/ている皆様に、感謝申し上げます。
以後も自身のペースで、「はやく・ゆっくり」やってゆくことと思いますが、よろしくお願いいたします。
(photo from recorded video by Syunsuke Watanabe)
ちなみに、当日配布いたしました、錚々たる方々にご寄稿いただいたパンフレット。おかげさまでとても好評でした。もしご所望の方がおられましたら、ご連絡いただけましたら、お送りさせていただきます(と、ここにだけ、そっと書き添えておきます)。
「目次:
・公演「重力の水面」に寄せて 山田有浩
・「猫がいた場所」まで 中尾太一
・山田有浩の踊りについて 岸田将幸
・庭園の身体 堀千晶
・「世界と私との戦いにおいてはかならず世界の側に立つこと」とシモーヌ・ヴェイユは言った。 究極Q太郎
・身体とモノのあいだでーー服を着た存在としての身体 中村ゆい
・山谷近景 早助よう子
・残された光景 菊井崇史 」
山田有浩