山田有浩 / Arihiro Yamada

Information of Arihiro Yamada (dance, butoh / ダンス, 舞踏)

いし、はな、まつ、いし、






かこう、
わたしはいま、いしのうずまくとちにいる、
みずのうずまくちでもある、
はるばるとにぎわいのまつのしまをぬけ、
かんいなぶるぅしぃとのやねのしたでいそをやくひとびとはかぜにきえ、
せいれいのいねのなみだつそよぎのさざめきにふれた、
りくろよありがたふ、
そうまとうでははやすぎてしかとめにはいらないから、

かぜ…、あそこでかぜときいたのはまぼろしか…、
いつどこでたちのぼったのか…、
このたびでもうすでにさんかいもにじのすがたをみた、
にじはみずのりゅうだ、しんわのきょくほくのとうにあらわるまもりのせいれいだ、
さようなら、おんせんちであいしむすめよ、
わたしは(おりくち・やなぎた・かねこ・みやもと・あみの・きょう…さん…)をつれて…、
はじめにきたのがこのとちならよかったのにな…、といわれて…、
あぁ、そしてわたしはきょうもえんにみちびかれてここにいる…、
はじめてのち…、はじめてのばしょ…、はじめての…けしき…、
まったくであうひとであうひとごうのふかいひとばかりだ…、
ここにくるひとはかわったひとばかりだな…といわれるがさもありなん、
これはじゅんれいでありちんこんだ、
いきていることはしをみつめせいをみつめることだから、
わたしはじょーくにはついてゆかれぬがときにおれてかいまみえたこころのおくぶかさにひっつかまるる、
もしあのばしょがこのばしょだったら…?、
しかしどこがよりせつじつにひとのてをひつようとしているのか…、と、わたしのやるべきしごと…、
わたしにしかひらけぬとびら…、
きぐうにもとどきしたよりはみずからのちへのあしのつけかたをあらためてはっきりとかくにんさせた、
ここではただながされるだけでもじゅうぶんにみのりはあるだらふ、
されどそれはいまのわたしのやるべきしごとでない、
しかとはじめのおもいをむねにきざんでおくこと、

もうねむい、
このたびはふしぎなねむけといつもともにある…、
わたしがゆめみているのはおにのてがたのかぜとみずとひかりといわのくにだ、
そしてひとはでくのぼうとしてたおれたいっぽんのきょぼくのようにただいのりのしぐさでそらをながめている…、
ひとはあるく…、
ひとははなす、ひとはふれる、ひとはうごかす、ひとはうみだす、
きょ…、(あるいは、から・くう・そら…、)、

いつのまにみえるようになったのだろう…、やみのおく…、
わたしはしらない、
わたしは…、