山田有浩 / Arihiro Yamada

Information of Arihiro Yamada (dance, butoh / ダンス, 舞踏)

【出演】rendance @WWFes2023 出演しました

2月12日、Whenever Wherever Festival 2023でのダンスアラウンド "rendance"に参加した。

"rendance"という企画、①トーク ②ダンス ③空間内の移動 ④空間づくり の4つパートを、出演者(今回は27人)が1パートにつき1人づつ3分毎に順番に回してゆく…、というゲーム形式のショーケース。

こうした企画で、自分が踊りにおいて大切にしているものをきちんと出すことができるのか…、という疑問はありつつ、しかし折角お声がけいただいた機会なので、自らを試すつもりで出演。

 

たった3分間のダンスで一体何を見せることができるのか…、とは思うものの、①の「3分間のトーク」における各人の振る舞いや話される内容、語りのトーンは、良くも悪くもそれぞれの踊り、及びそれとの向き合い方の姿勢をネガとして映し出しているようでもあり、それが②の「3分間のダンス」と掛け合わされることで、結果的に、露わになるものがあったように思う。

また、③と④があることで、普段の「ダンサー」としての技術や意識を外したところで、その人の好奇心のあり方や、瞬間的なアイディアの強度、瞬発力が試されるようにも感じた。

結果的に、私自身がどういった姿勢なり覚悟で踊っているのか、身体において何を問題にしようとしているのかの一端は見せることができたように思うし、同時に、③④を通して、普段自分のダンスでは決してやらないようなところまで結果的に引き出され、露わになる…、ゆえにその人のポテンシャルが現れるのはむしろ後半でもあったのかもしれない、とすら感じさせられ、発見のある、非常にありがたい機会となった。感謝。