山田有浩 / Arihiro Yamada

Information of Arihiro Yamada (dance, butoh / ダンス, 舞踏)

09月07日 火曜日、晴れ。







観てくださったみなさん、
どうもありがとうございました。

なにかひとつでも、
(あ、みつけた、)というようなものがあったら、
幸いです。


お月さんの下で唄えて、
嬉しかったです。

風鈴と、花と、花火と、水と。

ピンク色の茎のオブジェ、。



形式が崩れたところで、
何が現われ出てくるか、
何を剥き出しにできるか、
といったところ、
でした。
なんか、今回は。






最近、
足穂さんの『弥勒』を再読していました。
何度もくり返し読みつづけている作品のひとつですが、
なにか、少し、
今までより、ほんの一層だけですが
これまで捉えきらなかったその奥の深みに
触れえたような感触がして。
こんな話しをするのは、
実生活と地続きのところにこの作品があり、
この作品から地続きのところで日常が連続しているという、
図式、が、
現実の中に張り巡らされた薄い膜が破れてくるようにして、
今までとはまた異なった感覚の次元で、
自分の生活の中に明らかに見てとれていることが実感せられ。
世界の風景は、更にいつか一変した様相を見せていたことに気付きを覚えて、
さまざまなものが、互いに引き寄せられては反撥しあう、
重力と反重力をくり返すその中心に、
今、『弥勒』さんが再び現われることで、
すきと腑に落ち。
じわりじわりと、
宙に浮かぶ56億7000万年が、
日常のもやもやとした輪郭を
縁づけてくれているようです。
それは宗教心ではなく、宇宙観なのですが。









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先月の長野県、木崎湖畔でのパフォーマンスの写真を頂きました。








いくつものことが、
同時多発的にいろんな場所で起こっていたので、
全体像は分かりかねると思いますが。


(手塚さん、どうもありがとう!)