観てくださったみなさん、
どうもありがとうございました。
なにかひとつでも、
(あ、みつけた、)というようなものがあったら、
幸いです。
お月さんの下で唄えて、
嬉しかったです。
風鈴と、花と、花火と、水と。
ピンク色の茎のオブジェ、。
形式が崩れたところで、
何が現われ出てくるか、
何を剥き出しにできるか、
といったところ、
でした。
なんか、今回は。
最近、
足穂さんの『弥勒』を再読していました。
何度もくり返し読みつづけている作品のひとつですが、
なにか、少し、
今までより、ほんの一層だけですが
これまで捉えきらなかったその奥の深みに
触れえたような感触がして。
こんな話しをするのは、
実生活と地続きのところにこの作品があり、
この作品から地続きのところで日常が連続しているという、
図式、が、
現実の中に張り巡らされた薄い膜が破れてくるようにして、
今までとはまた異なった感覚の次元で、
自分の生活の中に明らかに見てとれていることが実感せられ。
世界の風景は、更にいつか一変した様相を見せていたことに気付きを覚えて、
さまざまなものが、互いに引き寄せられては反撥しあう、
重力と反重力をくり返すその中心に、
今、『弥勒』さんが再び現われることで、
すきと腑に落ち。
じわりじわりと、
宙に浮かぶ56億7000万年が、
日常のもやもやとした輪郭を
縁づけてくれているようです。
それは宗教心ではなく、宇宙観なのですが。
---
先月の長野県、木崎湖畔でのパフォーマンスの写真を頂きました。
いくつものことが、
同時多発的にいろんな場所で起こっていたので、
全体像は分かりかねると思いますが。
(手塚さん、どうもありがとう!)