銀鏡神楽(宮崎)を訪れる
宵宮は夜19時よりはじまり夜を徹して行われ、翌朝9時頃まで続く
境内につくられた舞場は二十八宿(星の暦)に基づいた結界が張られ 地域の複数の神社に分散している神々の面を迎え この日のために狩られた生々しい猪の頭が多数捧げられる
信仰の厚い神々の舞いは日が変わる前後 神々の冠に向けて多くの賽銭が放られる 極寒の夜更けに 弓や真剣を用いた舞い 厳かな巫女舞(男性による)等 途中 荒神(おそらく先住神)の登場で突然の神楽の切断と問答 幻のごとし(深夜帯の写真は撮っていない) 夜明けに合わせて「岩度開き」
日も昇る頃には世俗的な親しみやすい神楽となる 滑稽な鬼たちがわらわら地を這い登場する様は古典的な暗黒舞踏のようですら
昼過ぎ 古くからの狩猟の暮らしを描く狩法神楽 そして神々の面をそれぞれの神社に送り返す神楽
神楽の後 奉納されていた猪の肉が振るまわれ 皆で食した