山田有浩 / Arihiro Yamada

Information of Arihiro Yamada (dance, butoh / ダンス, 舞踏)

鳥がさえずるように……。




川辺に行けば、水と木と石と戯れる。風と戯れる。赤い糸が宙で弧を描く。コップが鳴る。太古は太古、太鼓に太鼓。地面の底から這い上がってくるような音が欲しい。低い音の振動が身体の奥まで響いてきた。響かせるには水さえあれば良い。トンカチで鐘を鳴らした。高い音は天へ向かうか。笛は境界を越えてやってくる狂乱への呼び水か。夕刻を過ぎた郊外の明るき。存在の影は闇として浮かび上がり舞い踊る光。鳥がなく。花火があがる。一時間置きな気紛れがおかしい。自転車のライトに照らされて、ひとり佇む闇の老人の可笑しい。







数日前から、呟いてみております。